• "財源"(/)
ツイート シェア
  1. 仙台市議会 1999-07-21
    民生衛生協議会 本文 1999-07-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                             開議 午後1時55分                             閉会 午後3時07分 2: ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。  まず、「指定都市にかかる国家予算に関する要望」について、各局より報告を願います。 3: ◯健康福祉局長  それでは、まず健康福祉局の方から御報告させていただきます。  全常任委員会共通資料としてお手元に配付されておるところでございますが、この平成12年度国家予算に関する要望につきましては、指定都市12市が共通に抱えております国に対する要望事項につきまして、国の概算要求の時期に合わせ、指定都市事務局取りまとめを行い、市長・議長連名で作成いたしまして、各指定都市が分担して各省庁・政党への要望活動を行っておるものでございます。  要望項目でございますが、冊子の3枚目の要望一覧にございますとおり、全部で11項目でございますが、民生衛生委員会の所管といたしましては、11ページの保健福祉行政充実に関する要望としてまとめてございまして、7点の要望を行っておるところでございます。  それでは、このうち健康福祉局関係の6点につきまして、御報告申し上げます。  まず、介護保険制度の確立についてでございますが、この制度がこれからの高齢者福祉を支える根幹となる制度でありますことから、国においては地方自治体十分協議を重ねながら、また地方自治体に過重な財政的負担を生じさせることなく、長期的に安定した運営のできる制度を実現するよう要望いたしますとともに、地方自治体に対して介護基盤整備のための強力な財政的支援を行うことを要望するものでございます。  二つ目といたしましては、「老人保健福祉計画」推進のための財政支援等の拡大についてでございますが、現在、各自治体におきまして高齢者福祉の推進に向け、老人保健福祉計画で定めた具体的目標に基づき整備を進めておるところでございます。その目標が計画どおり達成されるよう、必要な財源措置につきまして要望いたすものでございます。  次に、三つ目国民健康保険財政の確立についてでございますが、国民健康保険につきましては、制度高齢者と低所得者を多く抱えており、財政基盤が極めて弱いことから、国において安定した制度の確立をするよう要望いたすものでございます。  四つ目といたしましては、児童保育施策充実についてでございますが、保育所運営基盤の強化や保護者負担の軽減、放課後児童対策充実等、所要の措置要望するものでございます。  次に、五つ目地域保健対策の推進にかかる財源措置充実についてでございますが、これは高齢社会における新たな住民ニーズに主体的に取り組む地域保健の推進のために、十分な人材確保財源措置要望するとともに、精神保健福祉施策の一層の充実を図るための補助制度充実福祉施策等に対する十分な財源措置要望するものでございます。  六つ目といたしましては、老人保健対策推進にかかる国庫補助制度充実についてでございますが、老人保健制度における自治体財政負担の軽減を図るための所要の措置と、老人保健福祉計画を着実に推進するために、大都市の実情に対応した国庫補助制度の拡充を要望するものでございます。  なお、要望事項が多岐にわたりますことから、この中でも特に国の理解と協力を得ていかなければならない事項につきましては、別途重点要望書としておるところでございます。これにつきましては、平成11年度国家予算に関する要望結果とあわせまして、後ほど御高覧いただければと存じますので、よろしくお願い申し上げます。  私の方の所管につきましては、以上でございます。 4: ◯病院事業管理者  引き続き、市立病院から平成12年国家予算に関する要望につきまして御報告申し上げます。  資料の13ページを御参照いただきたいと思います。保健福祉行政充実に関する要望の7点目として、市立病院に関する財政援助要望しております。各政令市の市立病院は、自治体病院として救急医療専門医療高度医療などの不採算性の強い、いわゆる行政医療の分野に積極的に取り組んでおりますが、診療報酬制度上の手当て運営費施設整備費財源に苦慮している現状でございます。しかし、なかなか国による改善措置が進まない状況でございますので、引き続き財政援助充実要望するものでございますが、今年度は新たに多額の財政負担を伴う病院建設に対する国庫補助制度創設要望を加えております。  以上でございます。
    5: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6: ◯委員長  それでは、次に所管事務に入ります。  健康福祉局より報告願います。 7: ◯健康福祉局長  まず、資料は用意してございませんが、健康福祉局所管施設の開所について御報告申し上げます。委員の皆様には既に御案内申し上げておるところでございますが、この8月2日に郡山老人福祉センターデイサービスセンター及び児童館がコミュニティ・センター併設複合施設として開館いたします。また、8月5日には田子児童館市民センター併設施設として開館いたします。本市の児童館及び児童センターは、この2館を含めまして60館となりますが、今後とも計画的な整備に取り組んでまいりたいと存じます。  次に、結核集団感染事例について御報告申し上げます。資料3をごらんいただきたいと存じます。今回の事例は、市内の医療機関からの結核患者発生届け出を受け青葉保健所が、結核と診断されました患者さんにつきまして調査を行い、感染が予想されました家族や職場の方、あるいは交友関係者に対する指導による定期外健康診断患者さんの届け出により、14名が感染し、そのうち6名が罹患しておることが判明いたしたものでございます。罹患した患者さんの現在の状況でございますが、4名が入院中、1名が通院加療中、もう1名が治療を終了いたしておるところでございます。青葉保健所におきましては、引き続き定期外健康診断受診勧奨結核予防等についての衛生指導を行ってまいったところでございますが、結核につきましては全国的に再び流行の兆しがあり、市政だよりなどを通じて市民への啓発と学校や関係者団体へも健康診断必要性等を指導いたしまして、感染の防止を図っておるところでございます。また、今後は医療従事者等の研修を行いまして、結核対策の徹底を図ってまいりたいと存じます。  次に、腸管出血性大腸菌感染症発生についてでございますが、既にお配りいたしました資料に追加がございますので、改めて資料をお配りさせていただきたいと存じますが、委員長いかがでございましょうか。 8: ◯委員長  では、配付させます。             〔資料配付〕 9: ◯健康福祉局長  それでは、御報告申し上げます。ただいまお配りいたしました資料4をごらんいただきたいと存じます。まず、7月8日に青葉区の医療機関から、2歳の男児について発生届け出がございましたが、この男児の症状は既に回復いたしておるとのことでございます。また、7月19日に泉区内の5歳と1歳の兄弟の男児2名及び若林区内の1歳の男児について、それぞれ医療機関からの届け出がございました。泉区の5歳の男児は回復、1歳の男児も快方に向かっており、また、若林区の男児につきましても既に回復いたしておるとのことでございますが、泉区の5歳の男児は幼稚園に、それから若林区の1歳の男児保育所に通所いたしておりますことから、現在健康調査や2次感染の予防について指導を行っておるところでございます。なお、若林区の男児の4歳の兄につきましての検査の結果、同じ菌であるO26が検出され、無症状病原体保有者であることが本日判明いたしておるところでございます。  次に、食品衛生情報誌「食の情報館」の発刊についてでございますが、資料5をごらんいただきたいと存じます。この冊子は、食品衛生行政に関する情報の広報を目的といたしまして作成いたしたものでございますが、各区の保健福祉センター市政情報センターにおきまして、御希望の方に配布いたすものでございます。が、また本年度より市民センターの窓口でも閲覧できるようにいたしまして、市民への周知を図ってまいりたいというふうに考えております。  最後になりますが、健康福祉局事業概要についてでございます。平成11年度版をこのたび作成いたしましたので、お配りさせていただきました。これにつきましては、後ほど御高覧いただければと存じます。  以上でございます。 10: ◯委員長  ただいまの報告に対し、何か質問等はありませんか。 11: ◯岩崎武宏委員  私は結核集団感染事例についてという資料3に基づく御報告について若干伺いますが、この集団感染事例報告がありまして、すぐ念頭に浮かびましたのは、市内の病院における集団感染の事例を思い起こしました。今局長から御報告があったように、結核は本当に忘れられていた病気のようになって、正直油断というものも私たちの中にあったのかもしれませんけれども、今また集団感染事例という報告に接しまして、これを見ましてまず端的にお伺いいたしますが、この初発患者の方の発症日平成9年の8月ころとなっているんですが、医療機関で診断を受けたのはそれから1年余りたってからということになっております。そして集団感染発生時期は平成9年から10年ころ、集団感染発生確定は11年の7月2日ということで、これは非常に時間的に見て私はこのあたりをどういうふうに考えたらいいか、本当に戸惑いを禁じ得ない一人でありますが、まず端的に、このあたりの今回の集団感染発生ということについて、健康福祉局はどのような御認識を持ってらっしゃますか。 12: ◯地域保健課長  初発患者の方は、今お話しございましたように平成9年の8月くらいから症状はあったんですが、病院受診はしないでそのまま1年を経過したというふうなところです。それでその後届け出になりました9月の、1カ月ほど前から動けないほどの状態になったということで初めて病院受診をされております。それで、私どもの方ではここの時点で、重要というふうな考えで定期外検診とかの範囲を調査してございます。ところが、ここの職場そのもの短期間に、3カ月とか何カ月だかで職員の入れかえがあるというふうなことで、当時から1年間かかってその時期に一緒にいた方を調査するというふうなところが、結構追跡、追跡という形で行ってまいりましたので、なかなか困難性があったということで、確定までかなり時間を要してございます。そういったことで、当時のところから一応重要ということで対応してまいっております。 13: ◯岩崎武宏委員  この事業所といいますか職場が人の出入りが非常に激しいというか短期間にくるくる変わるという、そういう事情もあるようでありますけれども、そういう事情を念頭において考えてみましても、例えば本人自身も最初は結核かどうかはわからなかったということで、熱が出たりせきが出たりというようなことで経過を見たんでありましょうけれども、今の課長の御報告ですと平成10年の9月の1月前ぐらいにはもう歩くこともできないぐらいというか、そういう状況になっていたということですから、私はこの方は相当それよりかなり前から、当然結核等を疑うに足る十分な自覚症状もあったでありましょうし、職場における従業員健康管理という面がどういうふうに行っておったのか。またそれは保健機関に対してどのような報告がなされておったのか。またそれに対して仙台市の行政の方としてはどういうような対応をなさっておられたんでしょうか。 14: ◯地域保健課長  第1点で、職場に対する指導ということなんですが、数年前から労働基準監督署連絡調整をいたしまして、50人以下の事業所等についての健診の報告等を受けるという形でお話をしております。しかし、事業所においての報告はなかなか労働基準監督署が指導しても上げてこないところが多いというふうな状況だということです。  もう1点は、健診を受けていたかどうかというところなんですが、ここの事業所は職員の定期健診は行っていなかったということを伺っております。 15: ◯岩崎武宏委員  確かに事業所は大変大きな事業所から中小規模あるいは本当に数人の事業所までいろいろありますから、すべての50人以下の事業所についての報告を求める体制はあったと思うんですが、そういう報告がなかなか上がってこなかったのでつかみようがなかったということのようでありますけれども、今の課長の御報告を聞いておりますと、一面において今のようなそういう制度のもとでこういうところが漏れてしまうということも、ある意味では仕方がなかったのかとも思う反面、非常にそら恐ろしいものを感ずるんですね。  そうしますと、今の課長の御答弁のようなことが現実の実態だということになって、その先を考えますと、今回たまたま、多分これは保健所の方で一生懸命検査とか調査というものを真剣に取り組んでいただいた結果、やはりこういうものが発見され上がってきたんだろうというふうに思うんですけれども、そういう市民の方々に、周りの人たちや同じ職場人たち感染させるおそれのある方が隣にいるかもしれないというような感じになるわけですよね。そういうものが行政側としては残念なんですけれどもとらえきれないと。とらえきれないということになると、これはもう手の打ちようがないということになるんでしょうか。  ここのあたりは、起こってしまったものにつきましてはこれからこの感染のこれ以上の拡大を防止するための適切な措置はとられているかとは思いますが、こういう小規模事業所における健康診断等のある意味での不徹底といいますか、そういうことによって早期になかなか発見できず、結局集団感染ということになってしまったと、そういうことですよね。そういうことを防いでいくために一体どういう手だてがあるのか、何が一番ネックになっているのか、そういうところのあたりを今回の事例を踏まえて、仙台市はどのように御検討なさいましたでしょうか。今後の取り組みも含めて、ちょっとお伺いしておきたいと思います。 16: ◯地域保健課長  労働基準監督署との関係というのも、連携はしているといいましても円滑な連携体制にはまだ至っていない状況でございますので、その辺はお互い情報交換をしながら、ハイリスクの職域の方については重点的に啓発していくという形をとりたいと思っております。  それから、単なる健診だけを受けろというふうな体制ではなく、やはり有症状というか、長引くせきだとかたんとか微熱等が出た場合は、やはり早目の受診をというふうなところは、これはもう啓発を以前からもしているんですが、なかなか医療機関においても肺炎だろうとか風邪だろうとかという体制もあるということで、私どもは医療機関で早目に診断をしていただくということで、ここ二、三年重点的に取り組んできたんですが、あとは受ける側の体制というところも啓発していきたいと思っております。 17: ◯岩崎武宏委員  この件に関しての最後は、集団感染ということは、共同生活をしているといいますか、集団でいろいろ過ごしているそういう組織とか団体とか、そういうところに一たんそういうことが発生しますと、周りの方に非常に感染しやすいということがあるわけで、そういう点で非常に心配されますのは、やはり例えば学校とか保育所とかあるいは高齢者障害者施設ですね。そういうところで働く職員の皆さん健康面のチェックですね、こういうあたりについてはきちんとおやりになっているかと思うんですが、どんなふうになっておりましょうか。今日に至るまで、幸いにして本市においてはそういうところから感染が起こったということは聞いておりませんけれども、どういうような予防のための施策を徹底しているのか、それを伺って終わりたいと思います。 18: ◯地域保健課長  福祉施設等に働く方、それから在宅でケアをしている方ということで、結核の場合ですと半数以上が高齢者に発症しているということで、仙台市においても年間に200数十名が毎年新たに結核という形で出ておりますので、その予防ということでは、従事者健康管理というところで、平成9年度の前回の集団感染以来毎年施設管理者と従事する側の職員等を対象とした研修会を行っております。  それから昨年の3月なんですが、健康管理をするための施設における結核対策ということで、それを作成いたしまして、全医療機関とそれから保健福祉施設へ送付して啓発しております。 19: ◯委員長  ほかにありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 20: ◯委員長  以上で、報告事項関係を終了いたしました。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言がありましたら、お願いいたします。 21: ◯花木則彰委員  高齢者保健福祉計画についてお尋ねをしたいと思います。  この間、仙台市の介護保険説明会が市内で行われているわけですが、本当に多くの方が御参加になられて、いろんな質問なんかも出されております。私も説明会を聞きに行ったりいたしましたけれども、その中で高齢者保健福祉計画中間案についても、介護の事業策定中間案とともに秋口といいますか9月なり10月なりに発表して、市民の皆さんの意見を聞くんだという御説明をされているんですけれども、実際には高齢者保健福祉計画中間案準備状況といいますか、進行状況は今どういうところでしょうか。 22: ◯高齢企画課長  高齢者保健福祉計画の策定の準備状況といいますか進行状況でございますが、現在社会福祉審議会の方に高齢者保健福祉計画の改定について諮問いたしまして御審議をいただいております。その中で、今後5年間の高齢者保健福祉施策の基本的な方向ですとか重点的に取り組むべき事項ですとか、そういった御検討をいただいているところでございます。それから、高齢者保健福祉計画は介護の関係から生活環境整備関係まで幅広い分野を盛り込むことを予定しておりまして、それぞれの事業担当課においての具体の事業につきまして検討をいたしておりまして、今後それらの検討を踏まえて調整していきたいと思っております。 23: ◯花木則彰委員  今の準備状況をお聞きしたわけですが、この民生衛生委員会には中間案の発表の前いつぐらいに、この高齢者保健福祉計画案がかかるんでしょうか。 24: ◯高齢企画課長  現在社会福祉審議会の方で御審議をいただきまして、中間的な取りまとめをいただきたいと思っております。その後の取り扱いにつきましては、現時点では特に決めてございません。 25: ◯花木則彰委員  介護保険自体、非常にいろいろ検討しなければならないことが多いと思うんですが、当然高齢者保健福祉計画がそれよりもさらに大きい範囲でカバーをする計画なだけに、あわせてこの委員会でも審議できるように、当局の方としても準備をしていただきたいと思います。  続けてなんですが、特に高齢者福祉でも言われたように非常に幅広いサービスが行われていると思います。そのうち、介護保険の側から見ても高齢者福祉の側から見ても、介護保険に対応する部分、それからしない部分というのを区分けをして検討しなければならない段階だと思うんですね。それぞれお互いに横にらみで進められていると思うんですけれども、時期的にはそろそろそこら辺を区分けをしていただいて、当局なりの考え方を示していただいて、一つ一つ検討をしなければならないと思っているんですが、そういった区分けといいますか、そういうのは今始められているわけでしょうか。 26: ◯高齢企画課長  介護保険サービスに移行する事業、それからそれ以外の事業と、さまざまな事業がございまして、それぞれの事業を今後どのように展開するかということで、当然介護保険サービスに移行する部分につきましては、介護保険制度との調整といいますか整合といいますか、そういった部分を関係課間で調整しながらやっていきたいと思っておりまして、現実にもそういった協議をしながら進めております。  それ以外の直接的には介護保険とかかわらない部分につきましては、今後5年間どのような施策展開をするのかという視点で検討しておりまして、具体にそれらの事業区分けはしてございませんが、検討の中で考えながらやっておるところでございます。 27: ◯花木則彰委員  わかりました。非常にそれぞれのサービスの数が多くて、一体どこから検討されている中身をお聞きすればいいのかというのも迷う状況もありまして、ぜひ今までの協議の経過とかをできるだけ早く御提示いただきたいなと思います。  続けて、放課後児童健全育成事業についてお尋ねしたいと思います。今、放課後児童健全育成事業は、児童館での児童クラブとそれから留守家庭児童事業二本立てで行われているわけですが、どちらもない学区がまだ4分の1残されているということで、特にただ残されているだけではなくて、それぞれの地域ごとニーズの高いところがあると思うんですが、そういった部分をぜひ検討いただいて、必要なところからすぐ緊急な手だてをとっていただきたいと思っているわけです。そういった点では、空白のところそれからニーズの高いところにどういう手だてを今考えておられるのか、お聞きしたいと思います。 28: ◯児童保健福祉課長  児童館留守家庭児童会のない空白区に関しましては、現在のところ児童館の建設で早急に対応してまいりたいと考えております。 29: ◯花木則彰委員  児童館の建設でということで、先ほど局長からもありましたように今回で二つふえて60になるということで、それはわかるわけなんですが、小学校区自体は121あって、今半分なんですね。あと半分残っているわけなんですが、実際に放課後児童の対策が必要な子供たちというのは、局長も前回御答弁いただいたように非常にニーズがふえてきているという中で、あと60館以上ということになると、大分先の話になると思うんですが、それを先の話ではなくて、緊急に急いで手当てをしようということは、どのようにお考えになっているかお聞きしたいと思います。 30: ◯健康福祉局長  現時点では、児童館整備を促進して対応したいということでございますが、御質問のようにまだ残っている部分についての対応ということにつきましては、今後児童館整備促進の中で、仮に暫定的な放課後児童健全育成事業を実施いたしたとしましても、暫定的な形になるということ、あるいはその他今後の私たちの整備計画との整合、それから関係いたす局との協議、こういった状況もございますので、そういった中で今後研究していきたいと思っております。 31: ◯花木則彰委員  今後研究ということだったんですが、余り研究している時間はないと思いまして、それは急いでいただきたいということなんです。具体的には二本立てでやっているというわけですから、もうあと1本の方、留守家庭児童会の方はどうなのかと。そちらを急いでふやすということは、財政的にも児童館を建てるのに比べれば随分簡単にできる中身だと思いますし、そういった方向での検討というのはしていただけないでしょうか。 32: ◯健康福祉局長  放課後児童健全育成事業は確かに一つの事業でございますが、これと児童館とは持っている性格が異なりまして、私どもとしてはいわゆる学童だけでない、地域の乳幼児も含めた交流の場として、そして児童健全育成の場として、できるだけ児童館整備を急いでいきたいということでございますので、先ほどお答えした考え方で御理解いただきたいと思います。 33: ◯花木則彰委員  局長混乱されているようなのでもう一度お尋ねいたしますが、児童館事業と放課後健全育成事業というのは性格が異なると。その性格が異なる事業児童館の中であわせてやろうというのが仙台市の今の方針です。ですから、あわせてやるということであれば児童館を急がなければいけないんですけれども、児童館を急ぐと言ってもあと60館建てるのには相当時間がかかる。ですから、本来別事業である放課後健全育成事業は放課後健全育成事業として急ぐべきではないかと。その放課後健全育成事業の形態というのは児童館での児童クラブ留守家庭児童会との二本立てなわけですから、児童館がなかなか間に合わないということであれば、留守家庭児童会を急いでつくるということはいかがでしょうかとお聞きしているんです。 34: ◯健康福祉局長  先ほどちょっとそういうお答えをいたしたつもりでございますが、その部分につきましては、児童館とは別に事業化はそれは不可能ではないんですが、先ほど申し上げましたように暫定的な形でそういった事業を起こすということになるということと、それから関係部局も入ってまいりますので、そういうところとの協議ということを含めまして、今後研究していきたいということでございます。 35: ◯花木則彰委員  繰り返しになりますが、その研究の際に、今から新たに立ち上げるのではなくて、二本立てになっているもう一方の側の留守家庭児童会を急いでつくるという方向は検討していただけないでしょうかということをお聞きしています。 36: ◯児童保健福祉課長  花木委員の言われるように、留守家庭児童会に関しましても放課後児童健全育成事業の中の事業でございますので、空白区に関しましてはその展開も可能かと思います。現在のところ、児童館事業で空白区を進めてまいりたいと考えておりますので、我々としても考えておりますけれども、教育局との話し合いに入ってくるかと思いますので、そういう意味で局長の方から研究させていただきたいという話をさせていただいたつもりでございますので、よろしくお願いいたします。 37: ◯花木則彰委員  わかりました。新たなということではなくて、現在ある二本立てのうちの一方なわけですから、ぜひそう言った点を仙台市として急いで進めていただきたいということを重ねて訴えさせていただきたいと思います。 38: ◯岩崎武宏委員  過日、6月の本会議におきまして同僚の山口議員が健康福祉局の方にお尋ねをさせていただきました、乳幼児の医療費助成の充実という件について二、三お尋ねをしておきたいと思うんですけれども、聞くところによると、今仙台市は宮城県が補助対象としているそういう助成事業プラス市の単費で助成を拡大している部分がありますが、8月から県が、この市が単費でやっているものにつきましても、そこの分まで助成の補助を拡大すると、こういうことになっていると伺いました。このあたりちょっと確認をさせていただきたいんですが。 39: ◯児童保健福祉課長  委員の御意見のとおり、ことしの8月から、県の方から仙台市の乳幼児医療費に関しましては4歳、5歳を平成9年10月から拡大しているんですが、その対象になるということになっております。 40: ◯岩崎武宏委員  それで、市が先行して平成9年の10月から現在のような4歳、5歳児につきまして、県の補助はないけれども助成を行ってきたと。それがことしの8月から県もそこまで助成を拡大するということになりますと、当然今まで単費で出ておりましたものについて、この制度から見ますとかかった費用の2分の1は県費が来るということになると思うんですけれども、その金額をどの程度に見込んでおられますでしょうか。 41: ◯児童保健福祉課長  9年度の決算で推定するしかないんですが、平成9年の10月から拡大しておりますので、平成9年の市単費はちょっと満額になっておりませんが、平成9年の決算の3歳の入院が1390万ほどになっておりますので、同じ数字で拡大してまいりますと、予想の最大限でございますが、1300万ほどの県費の補助額になるかと思います。現実にはもうちょっと少ない額になるかと思いますが……。 42: ◯岩崎武宏委員  最大で1390万ぐらいということですけれども、6月議会で山口議員もたくさんの市民の皆さんのこの点に関する本当に強い要望を市の方にも県の方にも届けさせていただいているんですが、そういう市民の皆さんの切実な要望を受けて6月に御質問させていただいているわけでありますけれども、その時の局長の御答弁が、これは県の事業だから宮城県さんと相談の上というようなことをたしか答弁なさったと思うんですが、私、最大でとは申せ約1400万近い、これは今まで全くなかったものが宮城県がようやく仙台市の水準に追いついてと申しますか、仙台市が一足先に先行してやっておりました単費事業についても補助の対象にするということになって、1390万という歳入が見込めるわけであります。  私は、この適用年齢を拡大するということについて、新たに市費の持ち出しが出るということになると確かに財政面からもいろいろな検討をしなければならないんでしょうけれども、この1400万というのは、言ってみれば今まで宮城県がそこまで追いついていなかったものを対象の範囲にいたしますと、ついては今まで仙台市に全額御負担をおかけしていたけれども、そのうちの半分は県の方で負担をさせていただきますということで入ってくるお金ですから、私はこのお金を利用して現在ある制度をもう半歩でも一歩でも拡大していただくということ、これは十分可能ではないかと。  多分これは1歳半くらいの拡大、あるいは場合によっては2歳ぐらいまでの拡大は十分に可能だというふうに見ておりますけれども、御当局はそのあたりの試算はいかがでしょうか。 43: ◯児童保健福祉課長  約1400万弱の補助金が入ってきた場合ですけれども、単純に言いますと3歳児の入院が1400万になりますので、補助金を満額使った場合は1歳までの入院の拡大は一応可能だと考えております。 44: ◯岩崎武宏委員  課長は1歳までと言いました。1歳までは多分明らかなことでしょう。だけど、年齢が上になるに従って、いろいろ抵抗力等もついてまいりますし、実際この乳幼児の医療費というのは、いわゆる乳幼児というか年齢が小さいほどかかっているのではないかと思います。そういう点から言うと、私は6歳あたりまでは十分に──要するに少なくとも入院について現在の4・5歳児を未就学児童まで拡大するぐらいの財源としては、私はほとんど持ち出しなしで行えるのではないかと考えているんですけれども、再度御答弁をいただきます。 45: ◯児童保健福祉課長  平成9年度の決算で一応推定を先ほどさせていただきましたけれども、未就学まで拡大するとなりますと、1歳分の半分の額で見積もれるかと思います。現実的には700万ぐらいの額で、拡大した場合は単費持ち出しになるかなと考えております。 46: ◯岩崎武宏委員  1歳ならば持ち出しなしと。1歳半まで見れば、未就学児童まで見れば単費でさらに700万ぐらいの持ち出しが必要かと思う、こういう当局の試算のようですけれども、私はこのあたりが政策判断のしどころではないかと思うんですね。それこそ10万を超えるたくさんの皆さんの切実な要望が市長のところにも届いておりまして、市長もその署名の重みというのを重く受けとめていただいたはずであります。予算等いろいろなこと、財政が絡むこともありますので、慎重に検討させていただきますという答弁ではありましたけれども、たまたまというか予定していなかった県費がこのように補助金として入ってくるわけでありますから、この機会に一度に要望のすべてにこたえるということは、これはかなりの予算が必要でしょうから慎重にならざるを得ないところだと思いますけれども、せめて私は入院について、未就学児童は入院については助成の対象にすると、そういう判断は十分可能ではないかと、こんなふうに思うんですけれども。  何か宮城県の方で──これはわかりませんよ、わかりませんけれども、宮城県の方では仙台市が県に常に半歩、一歩先行してそういう市単事業としてそういうものに取り組んでいくということに対して、宮城県の方から何かコメントといいますか、シグナルのようなものが来ているのかいないのか。そのあたりはいかがですか。 47: ◯健康福祉局長  乳幼児医療費につきましては、私どもも少子化社会の中で大事な事業だと受けとめているところでございます。そういったことで、従前より私どももできるだけの努力をしてまいったという状況がございます。そういった経過の中でございますけれども、今般8月から県の方で拡大措置がとられるわけですが、それに向けましてのことし初めのお話し合い等におきまして、やはり県の制度ということで県下全般の県民の方に制度として提供したいということで、仙台市もできるだけそういった状況を御理解いただきたいというようなことも私ども事務的にはございまして……。  ただ、これはあくまでも県の制度で実施する場合はそういうことになるわけですが、その辺についての県の縛りというよりもお願いでございますので、私どもとしては今後継続的にやはり活用していく事業でございますので、できるだけそういった意味で今後さらに県の方に拡大の措置をとっていただくような努力をして一緒に進めるのが、最適と申しますか、現在置かれた状況としてはその方が適当なのかなというふうに考えておるところでございます。 48: ◯岩崎武宏委員  ちょっと時間もあれしていますからですけれどもね、私がこの質問を出しましたのは、先ほどの難病対策に対する市としての取り組みの姿勢をお尋ねしたんですが、実は枚挙にいとまがないくらいたくさんあります。それで、あえてこのようなこともここで指摘をさせていただいたんですけれども、乳幼児の医療費助成に関する制度、これは県の制度として仙台市を含め県下の市町村が2分の1負担ということで、言ってみれば共同事業でやっているわけですけれども、宮城県の方は宮城県としての考え方というのがあって当然だと思います。余り仙台市だけが先走って突出して──仙台市は100万都市でもありますし、財政的な面も県下の70幾つかの市町村に比べれば云々ということもあるでしょう。だけど考え方を変えれば、仙台市は常に、いろいろなことにおいてそうですけれども、県下のたくさんの自治体の中で、やっぱり仙台市がある意味でリーダーシップをとりながら、むしろ県の施策をリードしてきたという面が私はたくさんあると思うんですよ。  でも、当局の御答弁を最近聞いておりますと、いや、これは宮城県の事業だから、他の市町村とのバランスもあるからという、そういう答弁が非常に私は多くなっているのではないかと。それはわかるけれども、仙台市としてどうなのかという、乳幼児医療費助成という非常に重要な施策ですが、それに取り組む市としての主体的な姿勢がどうも見えてこない。そういうふうに私は感じられてならないわけであります。何でもかんでも財政力に物を言わせて仙台市ひとりのみやればいいということではないんでしょうけれども、これは非常に県下のたくさんの署名も集まっているはずなんですね。  で、私はあえて申し上げたのは、さらにここで巨額のお金をつぎ込んで仙台市が適用範囲を一気に拡大するということは、局長もおっしゃるように財政的な面とかいろいろな面から、確かに慎重な検討をせざるを得ないと思いますが、せめて県が今まで助成の対象としていなかったものを助成の対象に加えることによって入ってくるこの県費をどのように使ってさらなる制度充実を図るかということについては、私は市としての考え方がきちんとあってもいいのではないかと。こういうふうに思ったんですね。  決してこの入院の部分ぐらいについて、この際未就学児童まで適用拡大するということは、決して私は不可能なことではないというふうに思うんですけれども、この点はより高度ないわゆる政策判断等が必要だということであれば、また別の機会に伺いますけれども、一応お尋ねした経過もあります。最後に局長のそのあたりの御所見を伺っておきたいと思います。 49: ◯健康福祉局長  この件につきましては、先ほども申し上げましたけれども、私どもの方が平成9年10月から4歳・5歳までの入院を拡充したという状況を県の方が本年拡大を図るということでございまして、私どももそういった過去の必要性あるいは状況を十分念頭に置きながら、今後必要な検討については行ってまいりたいというふうに考えております。 50: ◯岡本章子委員  何点か質問があるんですけれども、まず、介護保険のことについて、今市民説明が行われている状況にありまして、私もお話を伺ったりして、非常に数多くの方がいらっしゃっていて関心が高いことを実感しております。私も全部回れるわけではなかったので、まだ途中だと思いますけれども、今の状況での、説明された内容というのは私も教えていただいたんですけれども、実際に市民の方々からどのようなお声が出ているのか。その状況につきましてぜひ御説明していただければと思うんですが、よろしくお願いします。 51: ◯介護保険準備室長  市民説明会につきましては、6月23日から各区・総合支所の方で、市民センター50カ所を予定いたしまして行っているところでございますが、各区・総合支所の方で実施した結果を私どもの方に報告という形で上げてもらっているところでございます。途中経過もちょっと早い時点で上がった分しか……。それでまだ十分な集計作業に入っておりません。  ですから、あくまで概要といいますか、ちょっと感覚的な感じになるかと思いますけれども、主に保険料に関するもの──保険料が幾らになるのかといったようなこと、それから広報周知──こういった説明会をもっと十分やってほしいであるとか、市政だより等でもっとどんどん広報してほしい、それからもう一つ、認定に関する──認定が大丈夫なんだろうかというような御心配の声とか。大きく大体その3点、そういったところが多く出ているところかと思います。 52: ◯岡本章子委員  ありがとうございます。私自身も周りにいらっしゃる御高齢の方のお声とか伺った中では、まだ新聞、マスコミで伺うくらいの情報しか得てないという状況だったんですけれども、市民説明会に参加された方の中から、大体の流れは確かにわかりますというお話だったんですけれども、やはり仙台市としてはどうなるのかという具体的な話になると、まだ決まってませんという話で、決まりましたらお知らせしますということなんですけれども、できるだけ……。案ベースになると混乱を来すおそれがあるのかもしれないんですけれども、非常に不安の方が多いのかなという感覚を持ってまして、できればなるべく早く仙台市としての取り組みの情報をなるべくいろんな形で提供をしていただきたいということ。  あとはもう1点、この間ちょっと準備室長にお話ししたんですけれども、保険料の話は3,000円を超えるのか超えないのかとかということで非常に話題にはなっているんですけれども、それ以外に、実際にサービスを利用される方は利用したサービスの1割は自己負担なんですよということを身近な方にお話ししますと、意外と知られていない場合がありまして、いや、月3,000円払えばサービスを受けられるんじゃないんですかというお声が意外とあったんですね。そうではなくて、認定の基準によって、例えば35万までの要介護度5であれば35万までサービスは受けられるけれども、その場合1割の3万5000円は御自分で負担しなければいけないんですよというお話をすると、いや、そういう話は説明を受けていないという反応がありまして、その保険料3,000円という言葉ばかりがひとり歩きしてまして、実際にお一人お一人の方がサービスを利用される際の御負担というのが本当に事実として認知されているのかというと、まだまだ不足の部分があるのではないかというおそれを感じましたので、ぜひ今後の情報提供の中にその部分も盛り込んでいただきたいと思います。 53: ◯介護保険準備室長  御指摘の点につきましては、まだ今後市民説明会の会場を残しているところがございます。そのほか市民センター以外にも市民の方に御説明する場面が今後とも多々ございますので、委員御指摘のようなところは十分に工夫をしていきたいと思います。 54: ◯岡本章子委員  2点目なんですけれども、児童館につきまして質問させていただきます。先日常任委員会の視察で太白区の中央児童館を見学させていただきまして、非常に新しい、子供たちにとってもすばらしい施設ができたと非常に喜んでいるんですけれども、その中で屋上の設備について、園庭がないかわりに屋上を利用しますということで御説明をいただきました。屋上に出た場合の防災の設備に関しては、防犯カメラが作動してますという御説明があったんですけれども、この防犯カメラが児童館のスタッフの方には直接見ることができなくて、たいはっくる全体の防災センターの方で一括管理をしていますという形で御説明をいただいたんですけれども、そうしますと、屋上自体は児童館の所有だということで伺ったので、そこでもし事故とか起きた際の連絡体制とかそういう体制につきまして教えていただきたいと思います。 55: ◯児童保健福祉課長  太白区中央児童館の屋上の使用に関しましては、現在のところ児童館職員がついた場合のみの使用の考え方をしておりますので、事故が起きた場合は職員が管理しておりますので、その場合はわかるようになっております。 56: ◯岡本章子委員  そうしますと、子供たちは自由には上に上がることはできないということですね。あと、ほかの園庭がある児童館の場合は、外へ出かけるというのは自由にできる状況になっていらっしゃるのでしょうか。 57: ◯児童保健福祉課長  園庭のある児童館に関しましては、事務室──職員がいる部屋から外が見れるようになっておりますし、また遊びをやっている最中に関しましても、職員が外へ出て一緒に遊ぶ場合もございますので、その辺は把握できるようになっております。 58: ◯岡本章子委員  ありがとうございます。私自身は、子供が常に管理の中で出入りというか、外での遊びも管理されることになるのではないかという、逆に職員がずっと立ち会ったときのみ屋上に出られるという場合は、そういうおそれがあるのかなと思って、今質問させていただいたんですけれども、もう少し様子を見ながらいきたいと思います。屋上については職員の方が常に見ていらっしゃるということで確認させていただきました。  それから、もう1点保育所関係についてなんですけれども、先日6月の定例議会の中でも私ども民主フォーラムの佐藤議員の方から長町保育所の話が出ました。父母の方々に対しての説明が不十分だった点があるのではないかという、至らない部分があったのではないかという話で、ぜひ十分な説明を行った上で進めていただきたいという話をしたと思うんですけれども、あした市民説明があるという、うわさというか確認をしたわけではないんですけれども、あるというお話をちょっと伺ったので、その長町保育所に関しての問題に至った経緯と、あともしあした開かれるのであれば、その説明会の中身がどういう内容でどういう方を対象にして行われるのかということにつきまして、教えていただきたいと思います。 59: ◯保育課長  まず、あすの説明会でございますけれども、あす午後7時から太白区中央市民センターで開催する予定にいたしております。これにつきましては、6月30日なんですが、長町地区の町内会の役員の方あるいは住民の方、子育て中のお母さん、連合町内会長さん初めとしまして6名の方がお見えになりまして、長町保育所に関しまして地域の施設でもあるというふうに住民の方は考えてらっしゃると。それでマスコミで最近取り上げられている関係で、住民の方も長町保育所の民設民営についてもう少しよく知りたいと。それから新しい民設の保育所について、運営についてのどんなふうな考えを持っているのか。住民の方がそういったことを知りたいんだと。知らないがゆえに不安な面もあるんですというようなお話を6月30日にいただきまして、それを受けまして、私どもとしまして、それでは民設民営の考え方あるいは新しい保育所の運営に関するお話を、住民の方を対象にしまして説明会を開催しようかということで、連合町内会の方に御協力のお願いをいたしまして、そういうことであす共催という形で住民の方を対象にして説明会を開催する予定にいたしております。  それから長町の問題点、経緯ということでございますが、まず私ども一番最初に父母の会に民設民営の考え方をお示ししましたのが4月3日でございます。その際にもお話をいただいたんですが、なぜ4月の3日になったと。今年度当初に聞いて来年度4月1日から即移行では、もう少し事前にどうしてお話しいただけなかったんだということが、特に問題になったのかと考えます。その際もお話ししましたが、いろいろ──昨年の9月議会に土地購入の補正予算あるいはことしの1月に国庫補助の申請、その申請の内示が参りましたのが2月半ば過ぎでございます。それから建物に関する11年度予算が2月末から3月の議会で承認されたということで、そういう一連の流れの中で4月3日になってしまいましたというお話をいたしましたが、その後父母の会からの要望書も6月にいただいておりますけれども、そういう理由で遅くはなったんですが、もう少し早く、できるだけ早目にお知らせすればよかったのかなというふうには考えております。それから、4月3日にそういうお話を一番最初に申し上げたわけですけれども、5月22日に2回目の説明会を開催いたしております。大体3時間ぐらい御質問にお答えする形で開催したんですが、そこで保育料の問題とかそれから新しい保育園での運営方針とかというようなお話をさせていただきました。その後、特に父母の会の方からこういう点を改めて聞きたいということも特に御要望としていただいてませんので、保育に関しての基本的な部分では、御納得というか、基本部分の御理解はいただいたのかなというふうに、私どもでは考えております。 60: ◯岡本章子委員  ありがとうございます。私自身も子供を保育所に預けている親の立場で考えますと、逆に民設民営ということは非常に個性のある保育所がふえるのかなと。失礼かもしれないですけれども、市立の保育所の場合人事異動も非常に多いところもありまして、個性化というとなかなか定着しないというのを非常に私自身は感じておりまして、そういう意味では、民設民営というのはある意味で個性化教育といいますか、保育の部分でも個性化を図る意味では非常に効果があるのかなと思っております。  ただ、保育ニーズが今非常に多くなっておりますので、ぜひそれを解消とともに、サービスの多様化という面も含めて、これからも父母の方々と連携をとって保育サービスの拡充に努めていただければと思いますので、これからもぜひよろしくお願いしたいと思います。 61: ◯委員長  ほかにございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 62: ◯委員長  ほかになければ、これをもって、協議会を閉会いたします。大変御苦労さまでした。...